ドラゴン リサーチ

米国株の主な情報を提供します!

ファーウェイ、サムスンやSKハイニックスに安定的なメモリーチップの供給を要求。アメリカの制裁強化に全然負けていないが、アプライドマテリアルズ、ラムリサーチは大丈夫か。

韓国のKorea Economic Dailyによると、ファーウェイは大手メモリーメーカーのサムスン、SKハイニックスに安定的なメモリーチップの供給を要求。対アメリカの制裁強化の戦略を強めた。サムスンとSKとしてはかなり厳しい立場に置かれている。ファーウェイは両方のメモリーメーカーにとってトップファイブに入る大事な取引先。ただ、サムスンもSKも米国半導体製造装置メーカーのアプライドマテリアルズやラムリサーチに装置の供給をたよっている。今のところ韓国半導体メーカーに害はないが、制裁がが予想以上に悪化したら、全セクターのプレイヤー達に響く可能性がある。アプライドマテリアルズとラムリサーチの株価はなんとかもちこたえているが、今週はトレンドの方向性をだしていくのでは。

小売り大手のターゲット(TGT)が第一四半期決算を発表。オンラインショッピングは141%増だったが、利益率が高いアパレルは売れず。

ターゲットが第一四半期決算を発表。オンラインショッピングは好調だったが、ストアを閉めなかった事が仇となった。オンラインショッピングが増えた分来店客は減。コロナ中に店舗を開ける事は決していいとは言えない。店舗の労働者を引っ張るため、賃金を値上げ(時給を$2増し)。また、店舗を消毒する費用が余計に掛かっている。今四半期で加算だコロナコストは合計で500億円。店舗内では食料品は売れているが、利益率が低い。利益率が高いアパレルが売れないと厳しい状況が続く。株価は$125を割ってからなかなか買い物が入らない状況。やはり投資家は下期の決算を警戒しているのでは。

アリババが明日(5月22日)が第四四半期決算を発表する。やはりイーコマースに注目。クラウドコンピューティング事業が化ける可能性も否定できない。

アリババの決算発表が注目される。同業者のJD.COMは先週、コロナの影響でオンラインショッピングは好調。アマゾンも同じような決算内容だった。あと、アリババは最近イーコマース以外にもクラウドコンピューティングやハードウエアに力を入れている。特に前者に関してはかなり本腰を入れていく体制である。現在中国内のクラウドのシェアは46%。これから3年、約280億ドルを使い、現在世界のステージで競争を目指している。ただ少し気になるのが、米国市場で上場している中国株への規制。少なくてもトランプが選挙で負けない限り、中国バッシングは続き、中国株の値動きは激しくなりそうだ。