ドラゴン リサーチ

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ビクトリアシークレットの親会社、エルブランズ(LB)が第一四半期決算を発表し、3期連続で赤字を計上。苦しい立場に置かれている。

コロナの影響もあり、エルブランズは3期連続の赤字。リストラの一環としてBath & Body Worksを分社し、株式上場させる予定。ただBBWはLBの稼ぎ頭。分社のメリットも理解出来るが、時価総額が改善するかどうかは課題が残る。一方でビクトリアシークレットの55%の株式をプライベートエクイティのSycamore Partnersの売却する話も白紙にされた。今年に入ってから株価は34%ダウン。下振れリスクはまだまだありそうだ。

ローズ(LOW)、コロナの影響でDIYビジネスが好調

DIY大手のローズが第一四半期決算を発表。同一店舗販売が11%増。コロナの影響でアメリカ人が家にこもり、自分達の家のリフォーム工事に投資したため。経営者も説明会でポジティブサプライズを主張。ただ、この高い伸び率が後半に続くか、少し弱気のコメントもあった。その一方ででCEOのマービンエリソンは「今の住宅事情は不況ではない」と断言。理由として、DIYの需要はコロナがあっても無くてもこれからも伸びるとみている。確かに3月に$100を割り、また$100以上のレベルで推移している。まだまだアップサイドはあるか。

チョイスホテル(CHH)、郊外のホテルが堅調

ここ一週間、$66(5月14日)から$78(5月19日)に上昇している。チョイスホテルはフランチャイザーで当社とフランチャイズ契約をしている90%の小型ホテルは郊外にあり、約97%は稼働しているという。高い稼働率の理由として、殆どが都会になく、高速道路や、田舎にあるのでコラナダメージは最小限に抑えることが出来ている。今回、コロナの影響で海外留学を計画していた大学生達はプランをキャンセルし、アメリカに残る予定。そうなると、大学側は寮のスペースが足りなくなる。その足らないスペースをチョイスホテルで補うという。理由として、小型ホテルの多くは大学キャンパスに近い。そんな中、大型チェーンと違って、ニッチで攻めるチョイスホテルはまだまだ伸びる可能性があるのでは。