ドラゴン リサーチ

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レッドフィン(RDFN)、CEOが「都心離れが進んでいる」、エアビーアンドビーの負けが不動産投資家の勝ちに繋がっている

レッドフィン(オンライン不動産紹介会社)のCEOが今日(ニューヨーク、5月12日)、メディアのインタビューでコロナの影響で都心に住んでいる人達が自分達の持っている家、マンションを売って郊外に引っ越していると語った。又、エアビーアンドビーで一括千金を狙って物件に投資をした人達が月々の利息が払えなく、物件を手放している。ただ、投資家はそういった物件をすぐ買い取っているという。従って在庫があまり無い。ただ、懸念されるのはコロナの前から若干の都心離れは進んでいたが、ポストコラナで勢いは加速している。そんな中、ニューヨーク、ロスアンゼルス、シカゴの物件の価値が下がるというのは考えにくい。9.11のあと、結構のニューヨーカー達は町を離れたが、不動産の値段は上がり続けた。そんな中、レッドフィンの株価は好調。在庫が無い分、需要のモメンタムは強い。

ブッキングホールディングス(BKNG)カヤック、オープンテーブルで積極的なリストラ

ホテル予約サイトのブッキングホールディングスが第一四半期決算を発表し、赤字を計上。コスト改善の戦略として、子会社のカヤックとオープンテーブルを積極的にリストラすると発表。自粛がホテル予約のトラフィックを圧迫している。ただ、中国、韓国、ベトナム、そしてドイツが自粛を徐々に開放していく中で、また旅行者がホテルを予約するんではという期待感は高まっている。そうは言っても2020は赤字が続く確率は高い。あと、コロナの「第二の波」が欧米を襲うリスクは十分にある。まだまだ1400ドルを割るリスクはあるのでは。


セーバー(SABR)第一四半期決算を発表。航空会社の影響で売り上げが前年比で37%減

航空、鉄道、そしてホテルの予約システムを提供しているセーバーが厳しい状況に置かれている。コロナの影響で航空予約は47%ダウン、ホテルは21%減。航空予約の場合、2019年の平均は一日で約150万人に対し、3月末の一日平均は10万人を切る。コスト削減の一環として予約システムをグーグルクラウドに移転し、2024年までに100億円強のコスト改善を目標としているが、投資家はそれまで待てるか疑問が残る。2月の中旬から20ドルを割っていて、現在は6ドル台。今週はまだまだ叩かれるか。